日傘の効果

猛暑日に、炎天下と、日傘の下とで暑さ指数(WBGT値)をそれぞれ測定して比較したところ、その差が1.9度もありました。

気温の1.9度の差はあまり感じないですが、暑さ指数では大きな違いを表し、日傘を使えば「危険」な状態はかなり回避できると考えます。
いわば、クールスポットを持って歩くようなものです。

使用した日傘は、外側がシルバー、裏面が濃紺で、最大幅が100cmです。直射日光はシルバー色で「反射」して天空に返す。裏が濃色なのは、地面からの照り返し、輻射熱を受け止めてくれます。

これと同様の仕様の傘が「日傘男子」に人気なようで、もっとたくさんの人が使うようになると、熱中症の防止に役立つはずです。

環境省は「熱中症警戒アラート」が発令された日には日傘レンタルを無料にするという、粋な展開を始めました。
熱中症警戒アラートと日傘レンタルサービスとの連携(環境省)